パソコン用サイトはある。スマホサイトが欲しいお店!すべてリニューアルした方がいい?

飲食店用スマホサイトを作りたいですが、Dreamweaverはスマホサイトの制作・維持管理向きではない?

山下さん(仮名)

地方都市でイタリアンのカフェ&レストランを経営しています。まだオープンしてから1年3ヶ月ほど。オープンに当たってウェブサイトをプロに制作してもらって、維持・管理は自社で行ってきました。毎月のように変更されるランチメニューの書き換えや、イベントの告知などのために情報をアップデートするためにDreamweaverを利用しています。何とか最低限の使い方は理解したのですが、まだまだ初心者というレベルです。

そんな状況の中、店舗ではピッツァのテイクアウト需要が徐々に高まってきました。また、配達用のスクーターもあるので、今後はそちらにも力を入れていきたいと考えています。そこで考えたのは、店舗のスマホサイトを立ち上げたいということです。Dreamweaverを使用することによって何となくウェブサイト構築の入り口は理解し始めているのですが、このアプリケーションを利用してスマホサイトを制作もしくはメンテナンス出来るものなのでしょうか?

お店を立ち上げた時にお世話になったデザイン会社は、経営が厳しくなって解散してしまいました。ウェブサイトに少しだけ知識がある友人に聞いたところでは、Dreamweaverはスマホサイトには向かないんじゃないかなとのこと。そうなると、スマホサイトのためには、また別のアプリケーションに経費が掛かってしまうので悩みどころです。

実際のところどうなのですか?やはりDreamweaverはスマホサイト向きではないのでしょうか?

山下さんは、地方都市でイタリアンレストランを経営されています。

お店が順調に伸びているのでしょう。いろんなアイデアが出て事業を拡大しています。

1年3ヶ月前にオープンして、おそらくその時に合わせてホームページを作ったけど、それはパソコン用サイトだけ……

事業拡大に合わせてスマホからも集客したいのでスマホサイトも欲しいようです。

現在、コンテンツの更新はDreamweaverを購入して行っているようです。

今回はお店や企業がパソコン用サイトだけだったのを、スマホサイトを作るには?をご紹介します。


Dreamweaverはプロ用のホームページ作成ソフトウェア。一般の人が使いこなすのは難しい……

山下さんは現在、Dreamweaverを使ってコンテンツの更新をされているようです。

そのままDreamweaverを使って、スマホサイトを自分で作って維持管理もしたいと思っていらっしゃいます。

しかし、Dreamweaverは、HTMLやCSS、PHPやJavascriptといったホームページを表示や動作させるためのプログラムを書く、ホームページ作成オーサリングソフトです。

画面はこの様になっています。

ですからプロ用のソフトです。

Dreamweaverにはライブビュー機能があり視覚で操作できますのでおそらくDreamweaverのライブビューを使って記事を追加・編集し、Dreamweaverのサーバーアップロード機能でサーバーにアップしていると思います。

Dreamweaverライブビュー画面

 

しかし、本来、Dreamweaverはホームページ制作のプロ用のホームページのプログラム作成・編集ソフトです。

ホームページ制作のプロがHTMLやPHPを使ってプログラムを書く時に、表示をDreamweaver上で確認しながら開発できるので便利なソフトウェアです。

またPhotoshopのような他のAdobe(PhotoshopやDreamweaverを作っている会社)製品と連携ができるため、多くのWeb制作会社で使われています。

ただ一般の人が、Dreamweaverでスマホサイトを作ろうと思ったら、相当な学習が必要です。


最初はパソコン用サイトだけ?という判断は正しいか?間違いか?

パソコン用サイトはあるけど、スマホサイトはない。

スマホからも集客したいのでスマホサイトも欲しくなった……という企業やお店は多いです。

今は、ホームページを作成する時、Web制作会社から「スマホサイトはどうされますか?」と聞かれていると思います。

「スマホサイトを作る」又は「スマホ対応にする」と値段がポンッ!とハネ上がりますので、最初はパソコン用サイトだけという企業・お店は多いです。(個人さんも同様です)

それはそれで間違ってないです。

山下さんのお店は現在ホームページからも集客できていますが、ホームページ集客がうまくいくとは限らないです。

お客様層や業界によっては口コミや紹介に力を入れる方が、ホームページに力を入れるよりずっと集客できるという場合もあります。

そのような場合は、ホームページは存在証明だけにして、口コミや紹介が起こるように頑張ったほうが得策です。

ですから実際にパソコン用サイトを運用して軌道に乗ったらスマホサイトも、という判断は間違ってないでしょう。


パソコン用サイトはある。スマホサイトを作りたい場合、まずはWeb制作会社に相談を……

山下さんのお店はホームページから集客ができています。

こうなると、業種・職種によってはスマホの方がパソコンよりお客様の流入が多いということもあります。

スマホサイトがないというの大きな機会損失になる可能性があります。

山下さんも、イタリアンレストランという仕事で、パソコンからの集客は出来ているので、スマホサイトがないのは機会損失になっている可能性があります。

このタイミングでスマホサイトを作るというのは正しい判断だと思います。

では、スマホサイトも必要になったという場合、どうすればいいでしょう。

一番いいのはパソコン用サイトを作ったWeb制作会社に相談するのがいいです。

しかし、山下さんはパソコン用サイトを作った会社が解散してしまって今は存在しません。

また、この記事をご覧になっている方の中には、「パソコン用サイトを作った会社は対応が悪く二度と使わん!!」と鼻息を荒くしている人もいると思います。

そういう人は別のWeb制作会社に相談・依頼することになります。

※私のところに相談いただいても大丈夫です。


パソコン用サイトがある場合のスマホサイトの作り方。

パソコン用サイトがある場合はだいたい以下のようになります。

  1. 今あるパソコン用サイトはそのまま残し、別にスマホサイトを作る
  2. 今あるパソコン用サイトをレスポンシブデザインに変える
  3. 今あるパソコン用サイトは手放し、スマホ対応したサイトを作る

です。

この中で2.ですが、山下さんのようにパソコン用サイトと別のWeb制作会社に依頼する場合、他社のHTMLなどのプログラムを触るのは簡単ではありません。

それぞれWeb制作会社やその社員ごとに癖やセンスがかなりありますので、他人の作ったプログラムを使ってというのは、非常に厄介です。

他社のプログラムを使ってはやっていないWeb制作会社も多いです。

※ハルプレスは全然相談いただいて大丈夫です。

金額的にも高くなってしまう場合も多いです。

となると選択肢は1.か3.かとなります。

山下さんの場合は3.の方がいいでしょう。

1年3ヶ月しか使っていないというのは惜しい気もしますが、存在しないWeb制作会社のプログラムで動いているホームページは、困り事があった時に相談相手がありません。

またパソコン用サイトとスマホサイトはある程度デザインを揃えたほうが、訪問したお客様が使いやすいです。

あと、コンテンツの更新が頻繁にある場合はCMS(コンテンツ管理システム)を導入も検討したほうがいいです。

「WordPress」とか「concreat 5」とか「a-blog cms」などの導入で、Dreamweaverなどコードエディタを使わず、管理画面上からコンテンツの追加・編集ができた方が、手間が少なくコストも軽減できます。

そうなると、「3.今あるサイトは手放し、スマホ対応したサイト」を作るという選択肢になります。

ホームページはどれくらいでリニューアルが必要か?

「3.今あるサイトは手放し、スマホ対応したサイト」を選択した場合、山下さんのネックになるのは「作ってからまだ1年3ヶ月しか経っていない」ことでしょう。

気持ちは分かります。

しかし、ホームページはマイホームのように一生に一度のお買い物とは考えないほうがいいです。

ある意味お店と同じです。お店も内装を変えたり外観を変えたりレイアウトを変えたりしますね。

お客様層が変わったりコンセプトが変わればいろいろいじると思います。

ホームページもお店や企業の成長とともにリニューアルが必要なのです。

「どれくらいでリニューアルしたほうがいいですか?」はよく聴かれます。

正直これはお店や企業によって、または業界動向や市場の動向によっても違います。

お店または企業が成長期か成熟期かでも違ってきます。

山下さんのようにお店が成長期で、新しいことをどんどん増やしている場合はリニューアル期間は短くなります。

またWebは進化が早く、古いものに固執していると、返ってコストが掛かったりすることもあります。

2,3年で一度見直しを考えたほうがいいでしょう。

山下さんはピザの宅配を始める様子。でしたらここはリニューアルタイミングだと考えます


パソコン用サイトとスマホサイトの作る順番を逆にするのもひとつ

先ほどパソコン用サイトだけ作って、軌道に乗ったらスマホサイトも作る。は判断として間違っていないと言いました。

逆に同業他社や業界の常識でスマホの方がパソコンよりアクセスが呼べる場合は、
スマホサイトだけを先に作ってもらって、ある程度Web集客で行けると判断したらパソコン用サイトも作るも一つです。

つまりスマホファースト、モバイルファーストです。

まとめ

  • スマホサイトを自分でつくろうと思ったら、それなりの学習コストは必要
  • 最初はパソコン用サイトだけ、スマホサイトは後で追加も正しい判断
  • スマホサイトを作る時にパソコン用サイトも一緒にリニューアルも考えよう。
  • 企業やお店の成長とともにホームページもリニューアルしよう
  • スマホサイトを先に作るという判断もあり

スマホサイトの作成もお考えの方はぜひハルプレスにご相談ください。

プロフィール

太田晴信Web保守・管理・運用サポートセンター長
Webサイト保守・管理・運用支援センター長 ハルプレス代表/太田晴信
2018年9月に制作後の保守・管理・運用のサポートと代行会社として「ハルプレス」を設立、2018年11月法人化
またWordPressの勉強会などを実施して、初心者に分かりやすくWebを教える。
Web/ITは常に新しいものが出続けており頂点がない。頂点を極める前に次のものが出てきてシェアを取っていく。
の考えのから、Web/ITに従事する人は常に学び続けなければいけないという使命の元、セミナー、塾、合宿などにつねに率先して学び続けている。
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